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世界の中心で、緑茶愛をさけぶ

初めましての方も、ご存じの方も、こんにちは。
静岡県島田市(しまだし)広報課シティプロモーション室です。
だいぶ懐かしいタイトルですね。ちょっと調べたら20年くらい前だそうで、血の気が引きました。

さて、島田市は、静岡県の中部に位置し、茶畑が広がるのどかなまちです。
静岡といえばお茶、お茶といえば静岡、の県内でも有数の茶産地です。
かつて「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と唄われ、東海道の宿場町として栄えました。
大井川に架かる蓬莱橋は、世界一長い木造歩道橋として、ギネスにも登録されています。
大井川の恵みを受けながら、発展してきた地域でもあります。

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そして、約5年前から「島田市緑茶化計画」というブランドメッセージを掲げ、「地球上でもっとも緑茶を愛するまち」のシティプロモーションを続けています。

noteを始めたのは、島田市のことを知ってほしいのももちろんですが、「シティプロモーションに関わる全ての人たちのストーリーを紹介したい」と考えたからです。本当に、多くの方の協力のおかげで、前進しているプロジェクトです。

今回は、「島田市緑茶化計画」とは何か、を少し紹介します。まあまあ長いので、ちょっとお茶でも飲みながら、のんびり読んでください。

島田市緑茶化計画とは?

島田市緑茶化計画とは、一言でいうと
市の一大産業である「緑茶」と、それを愛する市民の「緑茶愛」を世界中に広めていこう
というメッセージです。

最初に「シティプロモーションのためのロゴやブランドメッセージを作ろう」と市民アンケートやワークショップを行ったとき、最も話が盛り上がるのはやっぱり緑茶のことだったそうで。

このあたりには他にもいろいろあるんですよ、川越遺跡やら蓬莱橋やらSLやらなんやら。
それでも、緑茶に絞ってプロモーションを開始しました。

誤解されがちですが「緑茶のプロモーション」ではありません。
「緑茶『愛』のプロモーション」です。

なんて言えばいいんですかね?推しが尊いと叫び続けている人を宣伝する感じ?(わかります?)
推しが尊いと人はどうなるか?私の友人(観劇好き)の話ですが、グッズを買ったり、服装を合わせたり、ネイルしたりして、身の回りの物を固めていくんですよね。あれ本当にすごいと思う。
で、「これをこんなに推している人がいますよ~~!!!」っていうのを、推し本体ももちろんですが、推している人を宣伝していく、みたいな。
そうすると、ほ~これそんなにいいのか、って気になりますよね?
実際、私は前述の友人に勧められて買ったり行ったりしたものもいくつかあります。

推しを緑茶に置き換えると、緑茶を愛する人たちが、愛が高じるあまりいろんなところで緑茶を飲み、あんなものやこんなものまで緑茶化(=グリーンに染める)して、「地球上で最も緑茶を愛するまち」が作られていく…
というのが、島田市緑茶化計画の目指す姿です。緑茶愛はまちを変える。

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イラスト:若林夏さん
(ぜひタップして拡大してください!)

島田市民が全員緑茶愛に溢れている…と言っているわけではありません。
緑茶が好きな人もそうでない人もいます。興味がある人もない人もいます。
押し付けているわけではなく、「そういう思想なんだな」って思ってもらえればいいんです。
もちろん、地球上の人全てが緑茶好きになってくれることが、究極のゴールですが…(だから「緑茶化」計画なのです)

そのためには、
・緑茶は美味しいと知ってもらうこと
・緑茶を好きになってもらうこと
・緑茶をたくさんの人に飲んでもらうこと

これらが、大きなミッションとなってきます。

緑茶は、この地域の人々にとって、あって当たり前の存在でした。朝飲んで昼飲んで夜飲んで、ひと息ついてまた飲んで…みたいな。
一昔前はどの家庭でもありふれた光景でしたが、現代はそうでもなくなりました。茶業が一大産業であるこの地域でさえ、「ありふれた」とは言い難い状況です。

今は美味しいものがたくさんあります。飲み物も多種多様になりました。
コーヒーも、ジュースも、お酒も、なんでも美味しいんです。お茶もいろいろあります。紅茶、麦茶、ウーロン茶…

緑茶は、変わりゆく時代の「何を飲むか」競争に勝たなければならなくなりました。さらに、急須と湯呑みを使い茶葉を淹れて飲む、という習慣そのものにも変化が訪れています。
ペットボトルの緑茶は変わらず売れているので、日本人が緑茶を飲まなくなったわけではありません。

これらの時代の変化に対応し、ミッションを達成しながら、多くの人々やまちを緑茶化していくことが、島田市緑茶化計画の使命です。

そして、このミッションを達成するために、さまざまなプロジェクトが動き、多くの方々にご協力をいただいています。

いくつかまとめましたので、お時間ありましたらこちらもぜひ。noteを読んでくれた皆さまが、少しでも島田市のことや緑茶に興味を持ってくれたら、うれしいです。

それでは、また次回。

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