踵で緑茶愛を打ち鳴らせ
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踵で緑茶愛を打ち鳴らせ

こんにちは、島田市役所広報課シティプロモーション室です。

実は、アジカンの後藤さんは島田市の出身なんです。
最近、島田市に関するインタビューにも答えてくださっていました。ありがとうございます。ぜひ、インタビュー記事もご覧ください。

さて、前回の記事のとおり、こんな感じで島田市は緑茶愛をさけんでいるわけなのですが、さけぶだけではどうにもなりません。聞いてくれる人のところに届かないと、ただの悲鳴です。ピヨピヨ。

では、どうすればこの叫び声は届くか?
その前に、その叫び声だと愛が伝わらなくない???と、いったん落ち着いて考えることにしました。
だいたい推しを語る人の話って支離滅裂ですからね。愛があるというのは伝わるけど。

緑茶の話に戻りますが、緑茶って歴史が古い上になかなか複雑。
種類も多いし、このあたりはお茶屋さんも多くて、違いがよくわからない!
みんな美味しいんですよ。それぞれ違った良さがあるんです。でもわかりにくい。
この魅力をわかりやすく、緑茶を知らない人にも伝えるにはどうすればいいか?

というわけで、緑茶を7種類に整理した「Shimada Green Ci-TEA(グリーンシティ)」というお茶ができました。
正確には、茶葉を加工するときの「蒸し」「火入れ」の長さによって違う4種類と、製造の過程で出る「出物(でもの)」に着目した3種類。

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今更ですが、「緑茶ってどれ買っても一緒じゃない??」と思ってませんか?
ぜんっっっぜん違うんですよ!!!!!(クソデカボイス)

ラーメンだってカフェだってイタリアンだって、なんだっていいんですけど、お店によって特徴や得意なメニューがあるのと一緒で、お茶屋さんにも得意なお茶があります。

この違いは何から生まれるかというと、「蒸し」「火入れ」です。
お茶(と呼んでしまいますが、煎茶のことです)は、ざっくり言うと「収穫→蒸し→揉む→火入れ」の工程で作られます。

「蒸し」では、茶葉の酸化を防ぎ、青臭さを取り除くために蒸気で蒸していきます。この蒸し時間の長さによって、そのお茶の味や香り、色が決まってきます。

蒸し時間が短い(=浅蒸し)は、蒸気を当てる時間が短く茶葉の繊維が残ります。低温のお湯でじっくり淹れると、渋みや旨みのある昔ながらの緑茶に。
蒸し時間が長い(=深蒸し)は、長く蒸すことで茶葉の繊維が柔らかくなります。お湯を入れるとすぐに成分が抽出され、渋みが少なく飲みやすい緑茶に。

「火入れ」は最後の仕上げの工程で、コーヒーだと焙煎にあたります。
いい匂いしますよね、あれ。お茶もめちゃくちゃいい匂いしますよ。茶工場で深呼吸すると、もうなんか空気が美味しい。鼻から入れるタイプの多幸感。
火を入れることで、茶葉の甘みを引き出し、香ばしい香りがつきます。この火の強さや時間の長さによって、味や香りが変わり、ついた香りのことを「火香(ひか)」と呼びます。

火入れが弱い(=火香弱)は、茶葉本来の香りが残ったさわやかな感じ。
火入れが強い(=火香強)は、甘さを引き出した芳ばしい香り。
蒸し時間と掛け合わせることで、より美味しい緑茶になります。

7種類の「Shimada Green Ci-TEA」に戻りますが、No.1~No.4は、
No.1「浅蒸し×火香弱」
No.2「浅蒸し×火香強」
No.3「深蒸し×火香弱」
No.4「深蒸し×火香強」

の4種類に分けられています。
飲み比べてみるとわかりますが、全然違いますよ!!!!(2回目のクソデカボイス)
このお茶は、島田市内のお茶屋さんが作ってくれているのですが、お茶屋さんによっても若干違いがあります。
なので、同じNo.1でも、作っている人が違うと少し味が違ったりします。この楽しみ方はかなりマニアックですが、4種の違いを極めた方はぜひ。

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このお茶は4種類ですが、2020年11月にオープンした「KADODE OOIGAWA(カドデオオイガワ)」で飲める「MANDARA GREEN TEA(マンダラグリーンティ)」は、なんと4倍の16種類です。蒸しと火入れに加えて季節や高度の違いで分類された茶葉を、自分で美味しく淹れて飲めるようになっています。これも全力でオススメです。「えっ…これ、自分が淹れたの!?自分、天才では…?」と軽率に思えます。全員もれなく天才になれます。

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左にいくにつれ深蒸し、右が浅蒸しです。色の違いがわかりやすいですね。この特製ボトルに入れてお持ち帰りできますよ!

あと、お茶の製造工程を自分の身をもって体験できる「緑茶ツアーズ」もめちゃめちゃオススメです。グリーンのポンチョを着て、自分が茶葉になります。しかも、製造工程を超有名声優さんがずっと解説してくれます。イケボ。(ヒントは「信じてるよ、お前ら」)
話が逸れましたが、KADODE OOIGAWAはこれでもかってくらい楽しさを詰め込んだところですので、そのあたりもまた書きますね。

また、No.5~No.7は
No.5「芽」
No.6「茎」
No.7「粉」

の出物と呼ばれるお茶の副産物を使ったお茶です。お豆腐でいうところのおからですね。

先ほど述べた製造工程(収穫~火入れ)のお茶は「荒茶」と呼ばれ、このままでは製品になりません。この後の仕上げ工程で、「分別(→火入れ)→ブレンド」を経て「仕上げ茶」になります(工程はお茶屋さんにより異なります)。分別の工程で、茎や大きな葉、粉などがふるいにかけられ、取り除かれていきます。

ここで取り除かれた茎や細かい粉、芽などを使ったお茶なので、ランクが低く見られがちですが、全然そんなことないです。むしろ、高級茶葉の出物は生産量が少ないので貴重ですし、静岡県ほどお茶が根付いていない地域では出回ることも少ないようです。子どものころ、茶農家の子の家に遊びに行くと、必ず出してくれたのが玉露の茎茶でした。めちゃめちゃ美味しいんですよ。あれは茶農家さんの特権ですね。

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Shimada Green Ci-TEA」No.1~No.7は、蓬莱橋隣「蓬莱橋897.4茶屋」またはKADODE OOIGAWA東側「TOURIST INFORMATION おおいなび」でカップドリンクとして売られています。もちろん缶入りの茶葉と、ティーバッグもあります。

冷茶で飲むのがオススメですよ!たぶんですが、飲んだことない味の緑茶だと思います。ペットボトル緑茶に慣れていると、衝撃受けますよ。初めて飲んだ時の感想が「うわっ、うm……あまっ!?」でした。なんかね、甘いんですよ!砂糖みたいな甘みじゃなくて、茶葉の旨みと甘み。特に、蓬莱橋897.4茶屋の冷茶は水出しではなく氷出しなので、甘みが強くてビックリします。

Green Ci-TEAを作ってくださっている皆さま
山関園製茶
茶舗 朝日園
Matcha Organic Japan
石川製茶
高森商店
・中村茶商
佐京園
マルサン中野園
お茶のさすき園
白瀧製茶
・マルゴ一言茶店
Green Ci-TEAのオンライン販売
ティーライフ(楽天市場)

今はこんな状況ですが、落ち着いたらぜひ、島田市にお立ち寄りいただければうれしいです。
そして、こんなに長々とお読みいただきありがとうございます。ほんとすみません。予定より1,000文字オーバーしました。
それでは、また次回。

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静岡県中部に位置し、国内でも有数の茶産地である島田市。地球上でもっとも緑茶を愛するまちとして、シティプロモーション「島田市緑茶化計画」が進行中です。このプロジェクトに関わってくださる皆さんを紹介していきます。